狂犬病について 狂犬病について

狂犬病とは?

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病気の原因は『狂犬病ウイルス』というウイルスです。

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このウイルスは発症している動物の唾液(つば、よだれ)の中にあり、その動物に咬まれたり、傷口に唾液が付いたりすることによって感染します。

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感染から平均で1~2ヶ月の潜伏期間をおいて発症しますが、この長さは咬まれた部位によって差があります。

狂騒型

狂騒型

凶暴になり、よだれを垂らして見境なく襲ってきます。
大変危険です。

麻酔型

麻酔型

眠ったように動かなくなり、ほかの病気との区別が難しいです。

感染源(特に人に移る原因となる動物)

感染源(特に人に移る原因となる動物)

犬が感染源となるケースがほとんどですが、アメリカなどでは吸血コウモリやアライグマ、キツネなどの野生動物も感染源となっています。
これまで清浄国とされているイギリスではユーロトンネルの開通によりヨーロッパ大陸からの野生動物の侵入が恐れられています。
また清浄地域であるアメリカ・ハワイ州ではアメリカ本土から貨物に紛れ込んだ狂犬病にかかったコウモリが危うく逃げ出す、など狂犬病発生の危機が常時起こっています。
これらの動物は「狂犬病予防法」により検疫の対象になっています。

狂犬病を予防するために


狂犬病を予防するために

狂犬病は日本で1957年以来発生していませんが、世界では毎年3~5万人もの人々がこの病気により死亡しています。
平成18年には、海外で犬に咬まれて狂犬病に感染し、日本国内で発症する事例(輸入感染症例)が2例続きました。
国際化がすすんだ現在、いつ再び日本で狂犬病が発生してもおかしくありません。
『狂犬病』が恐ろしいのはすべてのほ乳類がこの病気にかかり、発症したら助からないからです。

狂犬病予防法について


犬の登録(市町村役場、和歌山市は和歌山市保健所)と狂犬病予防注射(生後91日以上の犬は年1回)は法律で義務付けられています。
鑑札と注射済票は、保護された場合飼い主の元に戻ることができますので、必ず首輪につけましょう。
引っ越し等で住所が変更になった場合や、飼い主が変わった場合、犬が亡くなった場合も30日以内に届出が必要です。
また鑑札をなくした場合、再発行も可能です(市町村役場に問い合わせて下さい)。

狂犬病予防法について

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